長引くとつらい野球肘・野球肩に
適切な対処をしましょう
野球をしている方のなかには、野球肘や野球肩の症状に悩まされている方がいらっしゃいます。
野球肘や野球肩は練習のしすぎやフォーム不良によって発症し、野球をする方であれば誰にでも起こりうる症状です。
野球肘・野球肩はおもにピッチャーに多く、発症すると肘や肩の痛みから投球動作を行えなくなってしまいます。
痛みが強い場合は、長期間練習を中止したり日常生活でも痛みを抱えたりといった支障をきたす場合もあるため気をつけなくてはいけません。
野球肘・野球肩は、日頃の練習管理やセルフケアで予防を行うなど、あらかじめ適切な対処法を理解することが重要です。
ここでは、野球肘・野球肩の特徴や改善方法についてご紹介します。
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目次
このようなお悩みありませんか?
野球肘・野球肩を発症することによって、次のような悩みを抱えている方が多くみられます。
これらの内容に当てはまるという方は、 早期に適切な処置 を行い野球肘・野球肩の改善を目指しましょう。
- 洋服を着替えるときに腕を上げると痛い
- 肘を伸ばしてものを取ろうとすると痛い
- 肩甲骨周りに痛みがある
- 肘の曲げ伸ばしで痛みを感じる
- 投球フォームを改善したい
- 野球肘や野球肩にならないためのケアの方法が知りたい
野球肘・野球肩のおもな原因とは
野球肘・野球肩を発症するおもな原因は、次の通りです。
練習の仕方が悪い
野球肘・野球肩は、日頃の練習の仕方や管理方法の問題で起こることが多いです。
おもな原因とされる次の内容を、一つひとつ確認していきましょう。
・オーバーワーク(オーバーユース)
・誤ったフォームでの投球動作
・急な投球動作
など
●オーバーワーク(オーバーユース)
オーバーワーク(オーバーユース)とは、練習をしすぎてしまったり一日の練習で投げすぎてしまったりすることです。
野球肘・野球肩の原因の大半は、このオーバーワークが原因ともいわれています。
繰り返しの投球動作によって肩甲骨まわりの筋肉や肩関節、肘に負担がかかり、野球肘・野球肩を発症すると考えられます。
オーバーワークによる野球肘・野球肩を防ぐには、日頃の練習量の管理や、ケアによる体調管理をしっかりとしなければいけません。
●誤ったフォーム
投球動作を行う際、猫背であったり手投げ(手だけで投げてしまう)であったりと悪いフォームで投げ続けると、野球肘・野球肩を発症する場合があります。
そのため、必ず投球フォームをチェックし、身体に負担がかかりにくいフォームで投げることが大切です。
●急な投球動作
身体に疲労が蓄積していたり、ウォーミングアップを十分に行っていない状態で投球動作をしたりすると、野球肘・野球肩を発症しやすいとされます。
野球以外にも、スポーツを行う際には身体のコンディションをしっかりと整えてから行うようにしましょう。
身体の状態による原因
身体の状態によっても野球肘・野球肩を発症するリスクが高まることがあります。
●疲労による筋力低下
疲労が蓄積していると筋力低下や柔軟性の低下がみられ、野球肘・野球肩を発症しやすいと考えられます。
●股関節の硬さ
股関節が硬いと身体の回転が行えず、手投げになってしまいます。
そのため、肘や肩に負担がかかり野球肘・野球肩になりやすいといわれます。
野球肘・野球肩のおもな症状とは
野球肘・野球肩を発症すると、次のような症状がみられます。
野球肘の症状
野球肘では肘の内側の痛みや違和感の症状が現れ、ときには炎症をともなうこともあります。
●肘の内側の痛みや違和感
野球肘になると、肘の内側に痛みや違和感が生じます。
肘の内側には指や手首、肘を曲げる筋肉が付着しているため、投球動作のときの肘の曲げ伸ばしで痛みや違和感が現れます。
投球の際は曲げた肘を勢いよく伸ばし、手首(肘)を内側にひねる動きも加わるため、肘の内側に負担がかかりやすいです。
そのため、投球回数が多くなると肘への負担から痛みや違和感を生じるといわれています。
●炎症を生じるケースも
野球肘の症状では、過度の投球動作によって肘の内側に炎症症状をともなうケースも存在します。
肘の内側に付着する筋肉が繰り返し引っ張差られることによって、筋肉の付着部で炎症を生じると考えられます。
その場合、強い痛みや熱っぽさを感じ、投球だけでなく日常生活にも支障をきたす場合もあります。
野球肩の症状
野球肩では、おもに肩関節付近の痛みや肩甲骨まわりの痛みを生じるとされます。
●肩関節付近の痛み
腕を動かす筋肉は肩甲骨から上腕骨に付着しており、付着部は肩関節の周囲に存在します。
繰り返しの投球動作によって回旋筋腱板(肩関節を動かす筋肉の総称)に負担がかかると、次のような動作で痛みが現れます。
・腕を真上に上げる
・腕を(肩を)ひねる
・腕を横に上げる
・肩甲骨を動かす
など
そのため、投球時に勢いをつけるために腕を引く動作や、ボールを放るときに痛みが生じます。
●肩甲骨まわりの痛み
投球動作では肩甲骨が大きく動くため、繰り返しの負荷と肩甲骨の動きによって痛みが現れる可能性があります。
痛みが腕ではなく背中付近に現れることもあるので、野球肩の症状を見落としてしまわないよう注意しなくてはいけません。
野球肘・野球肩の対処法について
野球肘・野球肩の症状がみられる際には、次のような対処法を行うことが有効です。
野球肘・野球肩の対処法
野球肘や野球肩は、練習中に痛みを生じたり、練習後に痛みが現れたりする場合があります。
症状が現れた直後は患部に炎症がみられる可能性があるため、運動を中止して患部を安静にしましょう。
その際、患部にアイシングを行うことで炎症を早期に消失させる効果が期待できます。
また、患部の安定を図るためにテーピングも有効です。
少しでも患部への負担を減らすことで、症状の回復を早める効果に期待がもてます。
野球肘・野球肩を発症直後の対処法は、次の通りです。
・アイシング(熱感がある場合)
・運動を中止する
・テーピングで患部の保護(貼ったままの練習も可)
など
早期の処置が回復に要する期間を短縮につながるため、適切な処置を行いましょう。
野球肘・野球肩の予防法について
野球肘・野球肩を防ぐために、次のような予防法を行いましょう。
野球肘・野球肩の予防法
野球肘・野球肩を発症しないためには、日頃のケアや練習量の管理が重要となります。
●運動後のアイシング
繰り返しの投球動作によって、肘や肩には大きな負担がかかります。
そのため、練習後はアイシングを行い関節に血流が滞らないようにしましょう。
プロ野球選手も降板したピッチャーは必ず肩をアイシングし、疲労の蓄積を防いでいます。
●フォームを改善する
投球フォームを改善することで、野球肘・野球肩を発症するリスクを下げる効果が期待できます。
・背中を丸めない(猫背にならない)
・股関節をスムーズに動かす
・身体の回転を活かす
・体幹と上肢の動きを連動させる
・身体が投げる方向に対し正面を向く
など
上記のようなポイントに気を付けながら投球を行うと、身体への負担が減り野球肘・野球肩の予防につながると考えられています。
●ウォーミングアップ
練習前にウォーミングアップを行うことで、野球肘・野球肩の発症リスクを下げる効果が期待できます。
ウォーミングアップには運動を行う準備をする目的があり、ケガの予防にもつながるといわれています。
・ランニング
・キャッチボール
・ストレッチ
など
野球であれば、上記のようなウォーミングアップで身体を温めてから練習を行ってみてください。
●日頃のストレッチ
野球肘・野球肩を予防するためには、腕や肩まわりの筋肉の柔軟性を高めることが重要です。
そのため、肩だけでなく手首、指一本一本にもストレッチを行うことをおすすめします。
・指先のストレッチ:肘を伸ばした状態で、指を一本ずつ反らせていく
指を動かす筋肉も肘に付着しているため、ウォーミングアップ時や練習後によくストレッチをしましょう。
だいこく接骨鍼灸院の
「野球肘・野球肩」へのアプローチ
当院では、症状にもよりますが基本的に練習を休まず改善に導くようにしていきます。
多くの野球肘・肩の痛みは、筋肉の疲労による張りや柔軟性不足から始まり、その筋肉が骨に付着している部分が柔軟性の低下した筋肉により繰り返し引っ張られること痛みを引き起こします。
痛みが出る動きを休止すれば炎症は消失し痛みは無くなりますが、再びボールを投げると痛みが出てしまうと相談を受けるケースが多いです。
その原因は、動かさないことで筋肉の張りや柔軟性不足はより強くなるからです。
当院では、痛みを取り除くだけではなく原因をみつけだし改善していきます。
ここからが、だいこく接骨鍼灸院の特徴です、なぜその筋肉に疲労が溜まってしまったのか?までをみつけだします。
・単なる使いすぎなのか?
・身体全体をうまく使えず腕だけで投げてる投球ホームの問題なのか?
・筋力の問題なのか?
・平日は勉強とゲームばかりしているのに土日の練習の時だけ動かすからなのか?
・疲労回復のためのタンパク質が不足しているのか?
など
いろいろな原因が考えられますが、必ず痛みにはトリガーとなる原因があります!
そこを改善すれば何試合やっても大丈夫です。
著者 Writer
- 森本 紳也
- 【資格】:柔道整復師
【生年月日】:S 49.9.17
【患者様へひとこと】
少しでも痛みや違和感を感じた時は、身体からの注意信号です! 早めに身体のケアにお越し下さい。
施術一覧
TREATMENT
保険施術
接骨院で受ける施術のうち、健康保険が適用されるのは「負傷原因が急性または亜急性(急性に準ずる)の外傷性の負傷」のみとなっています。
具体的には、骨折・不全骨折・脱臼・捻挫、打撲、挫傷が健康保険の適用となります。
手技療法
手技療法とは、素手で施術を行う療法のことです。
「触る・なでる・揉む・叩く・擦る・押す」などにより、筋肉や関節にアプローチを行います。
肩こりや頭痛などの慢性的な痛みや姿勢の改善に効果が期待でき、当院では一人ひとりの症状にあわせて、力加減を調整しながら施術を行っています。
スポーツ
ストレッチ
当院では静的ストレッチ、動的ストレッチ、PNFストレッチなどを組み合わせて一人ひとりにあわせたアプローチを行います。
スポーツストレッチを行うことで、パフォーマンス向上、リラックス、血流改善、疲労回復、ケガの予防、関節可動域改善、柔軟性の向上、肩こり・腰痛・膝痛の改善などのさまざまな効果が期待できます。
テーピング・
固定療法
当院ではケガを予防するためにさまざまなテープをつかい、運動をする前にテーピングを行います。
テーピングを行うことで関節の動きに制限をかけ、運動によるダメージを抑制するほか、関節の保護や動きのサポートにもつながります。
電気療法
電気療法では微弱な電流を流すことで、その刺激により痛みの緩和や筋肉のこりの解消を図ります。
痛みのある部分の血行を促進し筋肉の緊張を緩和させることで、痛みの伝達を抑制する効果も期待できます。
超音波療法
超音波療法では1秒間に数百万回に及ぶ非常に高速で細かい振動を体に与えることで、筋肉のコリや緊張を緩和させ、新陳代謝の活性化にも効果が期待できる治療機器です。
血管拡張やリンパの流れを良くすることで、炎症の抑制や鎮痛効果など、さまざまな不調を改善することにつながります。
痛くない
骨格矯正
当院ではマニュプレーションベッドを使用した、ポキポキと音を鳴らさないソフトな矯正を行います。
マニュプレーションベッドは胸や腰にクッションパーツがあり衝撃を吸収する設計になっているため、痛みを感じることが少ない施術です。
出産後の腰痛や骨盤のゆがみ、デスクワークでの腰痛や不良姿勢にお悩みの方におすすめの施術です。
EMS
体幹のインナーマッスルの筋力低下による姿勢の悪さや 肩・腰・膝の痛みを抱えている方に最適です。
運動を始めたいけど辛くて続かない方は、先ずEMSで楽に筋肉を活性化させてから運動をスタートさせてみませんか!
鍼灸
長年の頭痛・肩こり・腰痛にお困りの方や、自律神経の失調による不定愁訴にお困りの方は、鍼による直接患部への刺激や経絡ツボを用いた施術とお灸の温熱刺激による施術をおすすめします。
交通事故施術
交通事故によるケガでは、痛みが事故後しばらくしてから出てくることもあるため、一度医療機関で検査をすることが大切です。
なにも対処をしないでいると頭痛や目眩、吐き気、腰痛、肩こり、手足のしびれなどにつながる可能性もあるため、適切な処置を行いましょう。
当院では交通事故によるケガの施術も行っていますので、お気軽にご相談ください。
スポーツの
ケガに
お悩みの方へ
スポーツのケガには急性で発症する「スポーツ外傷」と、繰り返しの運動によって生じる「スポーツ外傷」の2つに分けられます。各症状においておこなうべき対処法が異なり、正しく対処することで早期の改善が期待できます。
当院のご紹介
ABOUT US
だいこく接骨鍼灸院 可部院
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〒731-0221
広島県広島市安佐北区可部7-9-13
辻村ビル101
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「河戸帆待川駅」から下車 徒歩9分
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